飲んだくれていた連休
こんばんは。断酒414日目の青猫です。
今日から三連休~~と言っても我が家はいつもの週末プラス1。みたいな(笑)
今日もいつものように、土曜日のエアロビクスに参加してきました。
毎月変わるステップも、月半ばくらいになると体が覚え始め、ちゃんと動くようになってきます。
そうすると、俄然面白くなるんですよね。
まるでゲームをクリアしていくような、そんな感覚。
ちょっと手の上げ下げが逆になって大笑いになったりしましたが、それもまた良し。「楽しんでますね~~!」とインストラクターさんからフォローされたりして、エアロビクスを満喫しました。
子どもの頃、我が家では休みの日は朝から父がアルコールを飲んでいました。
とにかく目が覚めている間中、ずっとお酒。
途中で酔って眠ってしまっても、目が覚めれば喉が渇いたと言って、また飲む。
夫婦喧嘩も絶えなかった気がします。
子ども心に、とてもイヤでした。怖かったこともあります。布団を被って、声が聞こえないように耳を塞いで息を殺していた、小学生の私。
絶対お酒はイヤだと、自分は絶対飲まないと、飲むような人とは結婚しないと、あんなに思っていたのに。
ぜーんぶ、逆になっちゃいました。
社会人になって、飲む機会が増えて、自分が「飲める」血を受け継いでいると知ったときも、もう抵抗はなくなっていました。
むしろ「飲める」は特技みたいな、褒め言葉みたいな感覚。錯覚ですね。
父は飲み仲間が増えたことを喜んでいたようです。
だから、結婚してから休日のお昼ご飯の時に「ビール飲まないの?」って夫に不思議そうに聞いていました。
夫は初めの頃はつきあってくれましたが、そのうち「オレはいい」と言うようになり(^^;
それから、夏と冬恒例の子どもと私の里帰りでは、実家に着くなり父と酒盛り。母は二人分のつまみをせっせと出してくれながら、きっと飲兵衛が増えてうんざりしていたんでしょうね。決まって帰る間際には親子喧嘩になっていました。
実家から戻って来ると、荷物降ろしてホッとして、やっぱりまず、ビール開けてゴクゴク!みたいな。
そして酔った勢いで荷物ほどいて、バリバリと片付け始めたり。
あの頃は、今より家事も頑張っていたような気がします(^^;
そうなんです、イヤなことするときのガソリンとして、アルコールは私に無くてはならないものだったんです。
お休みは前日から「さあ!今日はとことん飲むぞー!!」とハイテンションで、飲めることが何より嬉しかったし楽しみでした。
……毎晩飲んでいるくせに、ねぇ(^^;
あっと言う間に冷やしてあったのは飲み干して、新しいのを冷凍庫にぶち込んだり……ありませんか? ありますよね?(^^;
我が家は夫婦で飲むので、缶ビールは箱買いしてましたから、足りなくなってコンビニに走ることも無かったのです。
夫はビールは最初の1本だけという人。あとは焼酎の麦茶割りで延々と飲むタイプ。私はビールが大好きで、ビールのない生活なんて考えられませんでした。
でも、あるとき「あれっ」と気がついたんです。
全然ビールが美味しくない。
色々なメーカーのあらゆる種類を試し、ワインを試し、日本酒を試し、ウォッカを試し……。
どれも、私の記憶の「美味しいお酒」の味ではありませんでした。
いえ、お酒はきっと、味が変わったりしていなかった。
変わったのは私。
きっとこのときからが、依存症の始まりだったのです。
もう二度と、あの美味しいビールの味は戻って来ません。
でも今は、もうそれはいらない。
毎日泣いたり笑ったり。平凡な日々の繰り返しだと思っていた毎日が、たくさんのサプライズであふれていることに気がついたから。
一日として、同じ日はありません。
同じ想いのもとで頑張る断酒するみんなの毎日が、私の心に潤いを与えてくれています。
今日もたくさん、笑顔と涙をありがとうございます(^^)
私も少しでも、返せたらいいな。
嬉しい笑顔、やさしい涙を。