断酒していなければ
こんばんは。断酒473日目の青猫です。
父は依然小康状態を保っています。
昨夜は父の手をずっと握っていました。
冷たい手でした。
手をつないだのは、何十年ぶりでしょう。
いつの間にか、きゅっとはまり込む私の手。
まるで父が握り返しているような、そんな気がして仕方ありません。
父の顔を一晩中見ているうちに、だんだんと気持ちが落ち着いて、やがて来るであろう神様のお迎えも、素直に受け入れられそうな気がしてきました。
父がくれた静かな時間。
これからのことを妹と一緒に考えました。
いつ急変するかも知れません。
それは神様に委ねられたこと。
一番の気掛かりは、バタバタと後にした仕事のことです。
こんな時ほど、遠く離れて暮らしたことが悔しくてなりません。
母の時もそうでした。
今回、父は待っていてくれました。
そんな父の旅立ちを一緒に見送ってあげたい。
でも、どこまでそれが許されるのでしょうか。
思い切って上司に電話。
「仕事のことは考えなくていいから。悔いのないように、お父さんのそばにいてあげてください。仕事なんて何とでもなるんだから」
感謝の言葉を伝えながら、泣きました。
きっと、たくさんの人に迷惑を掛けてしまうことでしょう。
それでも今は、その言葉に甘えさせてもらおうと決めました。
今夜は実家で休むことにして、父は病院にお願いしてきました。
久しぶりの我が家。
驚くほどキチンと片付いていて、急に入院したなんて信じられないほどです。
そして冷蔵庫にはギッシリと黒ラベルのビールが(^_^;
ただでさえこんな夜、妙な気を起こさないとも限りません。
慌てて見えないところに押し込んで、断酒ツイッターに投稿。
断酒していなければ、こんな夜は絶対に飲んでいたことでしょう。
でも今は、もう逃げません。
支えてくれる仲間たちがいるのです。
今夜は少し自分も開放。
自粛していたはずのリプライも、いつも通りに。
変わらず迎えてくれる仲間たち。
大丈夫、今の私はひとりじゃない。
しっかりと感じられました。
断酒していて良かったな。
みんなに出逢えて良かったな。
今夜は早く休みます。
皆さん、本当にありがとう(^-^)
前を向いて、しっかりと。