末期の酒
こんばんは。断酒475日目の青猫です。
本日、父の葬儀を終えました。
この夏お気に入りだったジャケットで、納棺師の方にダンディーにおめかししてもらった父は、まるでこれから母に会いに出掛けることが嬉しくて仕方ないというように、笑顔をたたえていました。
きっと待ち合わせの母も驚いたんじゃないかな、と、想像して私も泣き笑いでした。
お世話になったご近所のみなさんにもお見送り頂いて、とてもあたたかなお別れ式でした。
昨夜、飲み友だちだった方が見え、
「これ、明日出掛ける時に飲ませてやってください」
と冷酒の小瓶を手渡されました。
飲兵衛として天寿を全うした父。
武士の情です(笑)
約束どおり、今朝は日本酒で口元を湿らせてやりました。
火葬が済み、父の骨との対面。
「ご立派な骨ですね」
火葬場の係りの方にも褒めてもらうほど、しっかりとしたお骨が、何だか嬉しかったです。
晩年は病気がちではありましたが、よく骨は硬いと褒められる、と誇らしげだった父を思い出します。
クリスチャンとしては、父は息を引き取ったとき、もう天国に旅立っていて、ここにあるのは本当に、この世にあったときの亡き骸でしかありません。
少しの寂しさと、神様から頂いた身体を天に還した安堵の気持ち。
私たち家族の心は、安らかです。
父の入院、手術から昇天という大切なときを、志を同じくする、断酒仲間のみなさまに寄り添って頂けたこと。
断酒の道を選んで、本当に良かった。
本当に、本当に感謝です。
明日から、いつもの青猫に戻ります。
父の新しい生命の出発に、負けていられませんからね(^-^)
飲まない人生をうんと楽しんで、父に自慢してやるつもりです。
交わせなかった最期の言葉は、天国までのお楽しみです(^_-)
これからも、断酒でどうぞ、よろしくお願いいたします(^o^)/