断酒はじめのい~っぽ!~それは二日酔いから始まった~
こんばんは。断酒351日目の青猫です。
昨日、350日目のブログで「一年経ったら何を目標にすればいいのか?」と書きました。
永遠に続くであろう断酒という人生が、途方もなく長いものに感じられてしまったからです。
ブログ更新のお知らせをツイートしてからすぐに、あるリプライをもらいました。
『今のボロボロの私に勇気をくださいます。ありがとうございます。ブログ読ませていただいてます』
それは幼稚園のお子さんを持つ若いお母さん、すうさんというフォロワーさんからのものでした。
彼女は何度も断酒を試みているのですが、なかなか思い切ることが出来ないでいました。
不安と悲しみで連続飲酒になりながら、これではいけない、子供のためにも何とかお酒をやめなければ、と悩み続け、ツイッターを始めたそうです。断酒ブログも沢山読んで、どうにか断酒に踏み切りたいと頑張っています。
このお返事から、私は自分が「断酒しなければ」と思いつつ出来ないでいた頃のことを思い出しました。
毎朝、今日は飲まないでいようと思って仕事に出掛けるのですが、帰宅すると日課のように冷蔵庫のドアを開けて缶ビールを取り出してしまう。
明日のことを心配しながらも、飲む手が止まらなかった、あの頃。
思い出したように開くブログがありました。
二日酔いで辛い時、もう飲みたくないと思いながら検索した断酒という言葉から、巡り会えたブログでした。
辛くなるとそのブログを開いて、この人まだ断酒してるんだ、って羨望のまなざしで読んでいました。
「私には、絶対無理」って思いながら。
それでも、そのブログが「断酒すると毎日がとても楽しいですよ」というテーマのもとに書かれていることに好感を抱いていました。
ここから実際に私が断酒を始めるまでには長い月日が必要で、その間にブログは更新されなくなってしまったようでした。
ご本人の断酒が安定し、もうブログもその役目を終えたのでしょう。
そして今度は自らがブログを書くことになったわけですが、その時に思ったのが「断酒して嬉しかったこと、良かったことを書きたい」ということでした。
自分が心惹かれたように、辛いことより、楽しんで断酒しようという気持ちを書きたい。
アルコールの知識や恐ろしさ、飲みたい気持ちと闘っているブログは沢山あります。そう、断酒は決して楽しいことばかりじゃ、ないんですよね。
でもだからこそ、あえて私は楽しいこと、良かったことを見つけて書いていきたいと思ったのです。
そして、きっと断酒だけでは話題が尽きるだろうと「断酒とジムと日々色々」という、いわば予防線、言い訳のようなタイトルもつけました(^^;
最初の頃は、ジムの話なんか断酒に関係ないだろう、たまに一息入れるつもりで書こうと思っていたのですが、意外に運動をしている人が多くて、気がついたら断酒とジムは私のキャッチフレーズのようになってしまいました(笑)
350日も続けて来れたのは、ブログとツイッターのおかげです。
その最初の日、はじめの一歩は二日酔いの朝から始まったのです。
きっと誰もがそうですよね。
もう飲みたくない、飲んではいけない、どうにかしなくてはと悩み、もがき苦しんだ中のはじめの一歩。
よろよろと歩き始めた一日一歩が、気がつけば351歩になっていた。
これを私は忘れてはいけなかったのです。
断酒が普通のことになってしまって、はじめの一歩をすっかり忘れていたことを、すうさんのツイートで思い出すことが出来ました。
私の断酒する意味は、やっぱり断酒の喜びを伝えていくことではないかと、そう思うことが出来ました。
そしてフォロワーのこだいりゅうさんから、この思いを後押ししてくれる、嬉しいリプライもいただきました。
@aonekoon 青猫さん こんばんは。
— こだいりゅう (@kodairyuu) 2016年5月13日
断酒継続一年ですか。わたしも一年経った時は大変嬉しかった事を思い出します。断酒継続一年の先にあるもの、その経験を生かし1日断酒の喜びを、苦しんでいる人達に伝えていく事ではないでしょうか。飲まない自分が客観的に見る事が出来る日がきますよ。
最初にご紹介したすうさんは、今日(5月14日)の朝から断酒を始めました。
すうさんが、一生懸命飲みたい気持ちと闘いながら頑張る姿に、私自身がとても勇気づけられています。
そして彼女を見守るフォロワーの仲間たちも、応援メッセージを送っています。
きっとみんな、おんなじ気持ちなんです。
初めての日を思い出して、自分のことのように、応援しているんだと思います。
アルコールの地獄から抜け出したいと思っている人の力になりたい。
まだまだ私自身も危うい状況ではあるけれど、励まし合って、支え合って歩いていきたい。
果てしない断酒の人生なら、一緒に歩く仲間と一緒に。
あちこちで声かけあって、巡り会って、一緒に旅を続けていこう。
断酒一年は、私の人生の小さな栞です。
この栞が何枚も挟まれて、ページも増えて分厚い本になりますように。
物語は、まだまだ終わりが見えません。
だからこそ、長編小説は面白いのです。
一緒に断酒物語、綴っていきましょうね。
明日もやっぱり、一日断酒です(^^)/