断酒891日 逃げて飲む酒
こんばんは(^_^)青猫です。
連休最終日~!と言ってもいつもの日曜日ですが。
お仕事だったみなさん、お疲れ様です。
その、仕事に情熱を賭けたドラマ「陸王」が今夜も熱かったです。
第3話はリアルタイムで、たった今見終わったところです。
もう、涙でボロボロ。
悲しみや、悔し涙じゃないんです。
「陸王」と名付けた新しいランニングシューズの開発に賭ける様々な人たちの物語の展開に、もう嬉しくて感動の涙。
原作者の池井戸淳さん、「下町ロケット」のときもそうでしたが、本当に人間が大好きな人なんだなぁって、そこにもまた涙。
諦めない心……不可能を可能に変える、もしかしたらそれは運命さえも動かせるのじゃないかと思えるような。
そして「人間ってそう捨てたもんじゃないよ」という声が聞こえてくるような気がします。
今回も、アルコールアンテナがピピッと反応した台詞がありました。
ランニングシューズ「陸王」のソールの開発に取り組む困難さ、就職活動との両立の狭間に戸惑う息子大地に、飯山(ソール素材シルクレイ考案者)が言った言葉。
「お前、酒飲んで来ただろう……美味くなかったろう。
何かから逃げ出して飲む酒は、不味いんだ。
俺も長いこと、そうだったからなぁ」
もう、ズキーーン!って来ましたね。
逃げ出して飲む酒。
仕事や、人間関係……家族や、自分自身のこと。
ストレス、プレッシャー、絶望を感じて、そこから逃げて、逃げ出したくて飲んだあのお酒。
味なんて、ありませんでした。
味なんてどうでも良かった。
ただただ、そこから離れたくて。
すべてを忘れてしまいたくて、もう何も考えたくなくて。
心が動いてしまうのを、止めてしまいたくて。
ただ、ただそれだけの、お酒でした。
それしか、ありませんでした。
もう、考えつくすべてのことをやり尽くして、
もう何も残っていなくて。
本当は、もっと何か出来るんじゃないかなんて、
しがみつく自分をかき消してしまいたくて。
あのときは、それで、仕方なかったなぁって。
今だから、自分を許す、そんな気持ちになっています。
自分に甘いでしょうか。
でも、たぶん、依存症になるまで飲んでしまう人間は、きっと自分に対して厳し過ぎるんです。
追い詰めてしまうんです。
そして、そんな一途な気持ちを分かちあえる誰かがいないんです。
ずっと……孤独だったんですから。
大勢の中にいつもいたとしても、ひとりぼっち。
以前の私なら、そんな自分を許せなかったでしょう。
「弱虫」「根性なし」「情けない」
そんな言葉を自らに叩きつけていたと思います。
お酒から離れてみて、やっと、自分自身の肩を抱いてやりたいと思えるようになりました。
それは、今、同じ思いをして一緒にいる、断酒する仲間たちの中にいるからなんだと思っています。
ドラマの台詞には続きがあって、
「さっさとコイツを完成させて美味い酒、飲みに行くぞ!」
って言うんですが(^_^;)
美味い酒かぁ~~。。。
私にはもう、飲めませんけど。
でも思い出の中には、微かにその記憶があって。
だけど今は、お酒なんかよりもっと美味くて大切なものを探しているところなんだなあって(^_^)
そう思うと、寂しい気持ちも消えていくのです。
バイバイ自己憐憫!
また明日!(^_^)