断酒877日 思わず飲みたくなる瞬間は
こんばんは(^_^)青猫です。
全国的に台風の影響が心配な日曜日。
こちらも午後から強い雨が降り続いています。
午前中、早めに選挙と買い出しを済ませて、今日は先週始まったドラマ「陸王」をTVerで見ました。
いつも次回放送が始まる直前までの配信なので、今日見ておかなくては!と思って。
でも、選挙特番で2話目が来週に。
配信も11月5日までになっていました(^_^;)
でも、なかなか面白くて、泣けて。
何より「走ること」「ランニング」についての興味深い知識が出て来て、思わず身を乗り出してしまいました。
それから、足袋屋「こはぜ屋」の息子、大地クンが就活中という設定も他人とは思えず(^_^)
さてドラマの中で、資金繰りに奔走する中、取引先である百貨店が売り場規模縮小、納品数が激減するという知らせにダメージを受けた主人公、こはぜ屋社長・宮沢役の役所浩光司がアルコールを飲むシーンが出て来ます。
銀行への融資依頼の帰り、まだ明るいというのに、立ち飲み屋でビールをあおる主人公。
その苦痛の表情からは、酔いは一切感じられません。
ここで泥酔するでもなく、せいぜいビール中瓶1本程度を飲み干して、雑踏の中を歩いて会社に戻ろうとしています。
「やり場のない怒りと不安に押しつぶされそうになる宮沢だった」
というナレーション。
ちょっと前なら、こんな飲酒シーンを見てしまうと思わずゴクリと唾を飲んでしまうところです。
でも、このドラマのこのシーンにはハッとすることがありました。
怒りと不安……会社の存亡を肩に、極度の緊張から解放されたいという思いで飲むビール。
張り詰めた心の糸を緩めたいと思ったのでしょうか。
一瞬でも、飲んで気分を紛らわせたいと思うのでしょうか。
泥酔するまで飲むでもなく、緊張で干乾びた喉を癒すために、思わず飲んだ……そんな感じに、私の眼には映りました。
それが何とも切なくて。
いっそ、泥酔するほど飲んで忘れてしまいたいでしょうに。
でも、今はそんなことをしている場合ではない、自分の肩にかかっている、老舗四代目という責任と、従業員、会社への思いと。
ドラマはこの後、こはぜ屋を再生へ導く出会いへと繋がっていきます。
あそこで泥酔していたら、この出会いは無かったんじゃないか。
嬉しいとき、悲しいとき、悔しいとき……
自分はどんなときに、強烈に「飲みたい」と思ったんだったかな。
今はどうにか、同じときをお酒無しで過ごすことが出来ていることの不思議。
こんな目でこのドラマを見ていたなんて、作者も脚本家もきっとビックリですね(笑)
続きがとても楽しみです。
台風、無事に過ぎますように。
また明日!(^_^)