断酒816日 息子と話した夜
こんばんは(^_^)青猫です。
今夜は土砂降りの雨が降っています。
午後から降り始めた強い雨。
夕方には青空も見えたのですが、ジムの帰りは酷い雨でした。
帰宅すると、息子がお腹を押さえながら、リビングで夫とテレビを見ていました。
何となく、元気がないような。
今週は、普通に登校していました。
「どうしたの? お腹痛いの?」
「今は大丈夫。学校では、ずーっと痛かったけど。先生に、病院に行けと言われたよ」
「保健室にでも、行ってたの?」
「行ってない。先生には、もっと無理しろって言われたよ。試験まで体を大事にしろと言われているヤツの横で、だよ? オレ無理し過ぎて体壊しましたって、明日休んでやろうかな」
冗談めかして、笑いながら言うのですが、しばらくすると黙り込んで遠くを見るような目つき。
隣りでは、やけに饒舌なヨッパライ夫がテレビを見ては息子に話しかけています。
適当に相槌を打つ息子。
「母さんに、何して欲しい?」
思わず聞いてみました。
「何か話したいことがあるなら、聞くよ。反論とか意見とか言わないから、ただ聞いてあげるよ」
息子は少し笑って、こう言います。
「カウンセリングには、ただ聞くのとは別に、質問攻めにしたり、反論したりするのもあるんだよ」
大学で心理学をかじっているだけに、思わぬ答えが返って来ました。
「じゃあ、反論して質問攻めのに、する?いいよ!」
あははは、と笑いながら、ぽつり、ぽつりと話し始めました。
「オレさ、腹が痛くなるのは逃げてるからじゃなくて、頑張ってるからなんだと思うんだけど」
おお、いっぱしのこと、言うじゃありませんか。
ここで反論とか意見はじないようにして、私はふんふんと、話を聞いていました。
話しは、中学の頃に通っていた小児専門胃腸科のことや、当時のスクールカウンセラーの先生の思い出になりました。
あの頃、どんなに検査しても薬を変えても良くならなかったお腹の痛み。なかなか学校にも行けなかったのですが、夏休みのクラスレクのお化け屋敷に誘われて、その日から急に体調が良くなりました。みんなと楽しんだ時間が、どんな薬やカウンセリングより、彼の心に効いたみたいです。
思い出話から始まって、とりとめのないお喋りをしていたら、夫が急にプリプリしながら、寝室へと退場して行きました。
相手にされなくて、ヘソを曲げたみたい。
あ~~あ、ヨッパライめ!
自分のことしか考えていないんだから。
今まで、息子のことを無関心を装って見守るスタンスなのかな、と思っていたけど、何だか違っていたような。
ブツブツ言いながら去って行く後ろ姿に、何を言ってもムダだろうなと溜息で見送りました。
私と息子はもちろん素面で、1時間以上話し込んでおりました。
「まあ、最近、自分のことがメタで見えるようになったから大丈夫でしょ」
「メタって何?」
「俯瞰っていうのかな、自分のことを客観視出来るようになったというか」
おお、また出たか!生意気にも(笑)
「それより、話全然違うんだけどさ」
「なに? 何なに~~?」
「オレまだ風呂入ってないっていう重大な事実」
はぁ、さいですか!(笑)
そう言って、お風呂場へと去る我が息子よ。
君には、まだまだたくさんの可能性や出会いがあるんだよ。
うらやましいなぁ。
若い今は気がついていないんだろうけどね。
いや、母にだって!きっと(笑)
また明日!(^_^)