断酒799日 古傷が痛むとき
こんばんは(^_^)青猫です。
今日は久しぶりに夏らしい土曜日でした。
夜も夏っぽく暑くて、ちょっと嬉しいです。
8月になったというのに、最近ずーっと涼しくて、秋の虫の声までしてましたから。夏好きの私としては、もっとガンガン来て欲しい、そんな気持ち(^_^)
昨日のブログ「ドラキュラは人間になれるのでしょうか」にツイッターでコメントをもらいました。
「沢庵は大根に戻らない」と、脳神経科の医師がアルコールで冒された脳について、説明するそうです。
そうなんだ……。。。
確かに、キュウリの古漬けとか、よく漬物に例えられているのを聞いたことがあります。
確かに、一度漬かっちゃうと、もう新鮮な野菜とは別物になっちゃいますよね。
それを美味しいと好まれるのは、本来の漬物だけであって、決してアルコールでしっかり漬かった私の脳では、ないわけです(^_^;)
でもね、塩抜きして、少しマイルドくらいには、なれないかなぁとか、無駄なことを考えてみたり。ホント意味ないですね。
断酒が安定してくると、お酒のある生活を忘れます。
初期の頃、あんなに苦しかったCMもスーパーやコンビニの酒コーナーも、平気で横断したり出来るようになってきます。
今日で断酒何日とか、指折り数えてついていた溜息の回数も減って来て、スマホやブログにセットしたカウンターを見ない日も増えました。
でもね、ときどき、痛むんです。
飲んだくれ時代、酔って泊まった友だちのアパート。そこの階段から落ちて痛めた古い傷。
手の指のちょうど関節を捻挫しました。とにかくとても痛かったので、ヒビが入っていたかも知れません。
それから、飲み会の帰り道、家の前の凍結路で顔から転んで唇をザックリやったこと。日曜日の救急で何針か縫うほどの怪我でした。
今でも、思い出したように指が痛みます。
唇に、引きつりを感じることがあります。
「あの頃を忘れるな」と送られてくるメッセージ。
見た目には、もう何ともないのです。
手術で取り除いた臓器でも、まるでまだそこにあるかのように、痛むことがあるのだと聞いたことがあります。
脳はしっかり、憶えているのです。
本当は、思い出したくもない傷です。
でも、過去は変えることが出来ないのです。
そして、過去があるから今があります。
収穫前、傷がついてしまったリンゴは、甘く美味しくなるんだそうです(^_^)
傷から水分が蒸発するのを防ごうとする、リンゴの生命の反応です。
アルコール依存症という傷を抱えて、私たちはもっと、毎日を大切に生きていこうとしていますよね。
傷があるから、痛みがわかる。
痛みを知っているからこそ、ひとに、自分に、優しくななりたいと思うのです。
古傷が痛むとき、美味しくなろうと頑張っているときなんです。
きっとね。また明日!(^_^)