痛い、怖いは最高の断酒法
こんばんは。断酒587日目の青猫です。
今年の仕事が始まりました。
今日は、新年の挨拶回りに来た取引先の営業さんのお話です。
彼は昨年末、1週間ほど仕事を休んでいました。
さてはインフルエンザ? 季節的にもその頃はこちらでも大流行中。
代理で来た人に聞いても、ハッキリしたことは教えてくれませんでした。まあ、個人情報、プライベートですからね。
年末の多忙な時期ギリギリに復帰した彼によると、実は盲腸になり、散らして落ち着いてから手術することになっているということでした。
「へぇ、その年で盲腸?」
「そうなんですよ、もうビックリ。今はもう痛みはないんですけど」
「爆弾抱えてるようなものですね、早く落ち着いて手術出来るといいですね」
なんて年末のご挨拶の時に話していました。
盲腸って、子どもの頃に罹らなければ大丈夫~~みたいな認識、ありませんでした?
でもストレスが原因にもなるらしいので、営業マンさんにとっては適齢期だったのかも知れません(^_^;)
そして今日。
「どうですか? 体大丈夫ですか?」
「はい、忘れるくらい痛みはありません。お酒もずっとやめてたんですよ、自主的に」
医者に言われたからじゃないんだよ、みたいなニュアンスに「お酒飲まないでいられるなんてスゴイでしょう」みたいなものを感じながら話していました。
私もまだ飲んでいた頃、打ち合わせの時に彼と酒談義をするのが楽しみでした。
アルコールなら何でも飲むけどこだわりもある、という自他ともに認める酒好きで、よく日本酒の話をしました。
まあ、私だって「どうだ、スゴイでしょう」って断酒したことを話してもいいんですけど、そこまででもなく、打ち合わせ時の話題が最近ひとつ減った程度のことになっていました。
「でもね、飲んでみたらしいよ。そしたら、もの凄く痛くて、それで飲むのやめてるんだって」
さっき玄関先で会ったのよ、とお局さまの話が続きます。もちろん彼が帰ってから、です(^_^;)
「ちょっとお酒飲んだら、またもの凄くお腹が痛くなって、それで飲むのをやめたらしいよ」
分かります!
私も、そうでしたから。酷い二日酔いの朝、心臓が止まるかと思うほどの鋭い痛みを味わって、以来その恐怖で今日まで飲まずに来ています。
それだけ強烈な、生死を分けるかのような痛み。
これが私にとっての底付きだったんですね。
でも、その数年前に凍結路で転んで怪我をした時もかなり大変だったのですが、それは底付きにはなりませんでした。
改めて考えてみると、怪我をした時は痛みも感じないほど酔っていて、無意識ながら帰宅し、朝まで爆睡してました(^_^;)
……死ぬほどの痛みは、感じてなかったんですねー。
その後、病院で唇縫ったり、食事するのが不便だったり、病院に通うのが大変だった、くらいのことは覚えているのですが、痛みの感覚は思い出せません。
だから「治ったら飲もう」くらいに軽く考えていました。
断酒に至るキーワード、それは「痛みと恐怖」。
営業マン氏も、きっと怪我した時の私と同じ。
痛かったけど、お酒をやめる、そこまでではないんでしょうね。
逆に、別の意味で怖いかな、身近な人が断酒に走るのは。
大酒飲みだった人ほど、硬い決意でネット検索とかして、断酒ブログも真剣に読むと思うんです。
そしたら……私、かなりプライベート書いちゃってますから、分かる人が読めば絶対誰だかバレちゃうでしょうね(^_^;)
いえ、私が断酒していることを知られるのは、全然平気なんです。
でも、ブログの内容が……決して誹謗中傷は書いてきていないつもりですけれど、やっぱり、色々、マズイような恥ずかしいような。
息子が小学生の頃、メールアドレスから息子の友だちのお父さんに当時書いていたブログがバレちゃったことがあるんです。
家族のこととか、仕事のこととか、この調子で面白おかしく書いていたので、本当に恥ずかしかったです。
そしてそれから、ブログが書けなくなりました。
ネットの世界は広いようで狭いと思い知った事件を、今さらながら思い出しています。
今日の感じだと、手術が終わって元気になれば、彼はまた飲み始めるんじゃないかなと思います。それほど思いつめた風ではなかったし。
でも、飲まないことの心地よさを感じて、断酒することになったら、それはとても良いことですよね。
その時は、喜んで仲間として迎えてあげたい。
でも、もう、私は今みたいに日々のことは書けなくなるのかなーなんて、そんな取り越し苦労を考えてみたり。
タイトルから大きく脱線してしまいました(^_^;)
「ブログどうする?もしもの世界」の方がピッタリですね(笑)
もしもの時は……その時、考えます(^_-)