忘れていたい過去もある。
こんばんは。断酒416日目の青猫です。
三連休最終日。
お天気も良く、朝は走れたし、出掛けるまでの時間で塩麹と新生姜は仕込めたし。特にどこへ行くでもないけど、気になっていたことをやれてそれだけで満足。
そう、私の幸せ度数はいつでも低め。
空を見ては幸せで、グラノーラが美味しければ幸せで、ベランダにクワガタが来れば幸せで……(^^)
アルコールに支配されてきた過去。
楽しんでいた自分も確かにいた。
でも、やっぱりイヤな事実があったことは否めない。
今までは、思ってた。
断酒するのに、過去を引きずるって必要?
あえてイヤな気持ちをかき回すのって、必要なのかな?って。
でも、今は違う思いであふれてる。
過去があるから、今がある。
飲んでいたから、断酒が出来た。
普通に飲める人だったら、こんな葛藤も絶望も知らなくてすんだかも。
これって不幸ということなのかな?
でも、でも、何事もなく平穏無事な毎日では、
こんなに空を見ることは、たぶん無かった。
虫や鳥や植物の息吹に、こんなに喜ぶことは無かった。
インターネットという匿名の世界で、知らない人とこんなに深く語り合うことも、たぶん。
過去を大切にしたいなって思い始めたのは、最近のことで。
自分もちょっとは成長したな、なんて思っていたけど、違ってた。
夜に入った友だちからのLINE
「あの子が会いたいって言ってるよ」
言葉ひとつで、私を暗い思いに引きずり込むのに充分だった。
学生時代の仲良しグループ。いつも何でも一緒に過ごした。
それでも合わない人はいて、私はいつも傷ついていた。
誰もそのことは、知らないはず。
だって顔になんて出せなかった。
精一杯に調子を合わせて、置いていかれないように、ひとりにならないように。
卒業して離れて、私はとても遠くに暮らすことになったけど、
本当に親しい友人との繫がりは続いていて、それだけで充分だったのに。
こんなに年月が流れても、傷は消えてはいなかった。
そんな自分が情けない。
毎日心を語りながらも、ホントの私は過去にまだ捕らわれたままなんだ。
重たい塊が胸の奥に突っかえている、この感覚には覚えがある。
いく夜ものときを飲み続けた、あのときと同じ想い。
来るのかな? 飲酒欲求。飲みたくなったり、するのかな?
自問自答しながら、月を見上げる。
今夜は久しぶりに月と星とが仲良く見える、そんな夜。
お酒を飲んでも、何も変わらないよね。
そう、今までの400日は決して無駄じゃなかったよね。
思い出したくない過去もある。
許せない自分がいる。
全部事実。すべて真実。
それでいいじゃん?イイコじゃなくても、いいんじゃないの?
イヤな私の棚卸し、今夜はこれで精一杯。
明日になったら「これで良かった」って、自分に言ってあげられるかな。