青猫日記〜断酒とジムと日々色々

断酒とジムと、他愛のない毎日の記録。

つまらない人でいい

こんばんは。断酒403日目の青猫です。

今日、社内メールで飲み会の案内が流れました。

全社的なお祝いの会で、私の働く部署からも該当者がひとり。

当然ながら、対象者がいる部署は強制的に参加です。

飲み会と言ってもホテルを借り切ってする会食のようなもの。

丸テーブルで料理とボーイさんが運んでくる飲み放題のアルコール…披露宴形式ですね。

参加費も馬鹿にならない金額です。

でも、義理人情優先のセレモニー、よっぽどの理由がなければ断るなんて言語道断。部署的に人数が少ないと、以前仕事で関わった他部署の人にまで声がかかります。ホントに披露宴です(^^;

 

以前、一度だけ出席したことがあります。

その時はバリバリに飲んでいた頃だったので、飲み放題のアルコールが嬉しくて仕方なかったですね。

でも「披露宴」なので表向きは平静に。一応目上の人にお酌なんかして、自分のグラスにもついでくれないかなーとソワソワしたり(笑)これでも場をわきまえているつもり、なんです(^^;

当然のように飲み足りなくて、でも会はキッチリ2時間ほどで終了し、義理で集まった人たちは二次会に行くでもなく、やれやれとサッサと帰っていってしまう~そんな情景。

結局私は家でガンガン飲んでしまうという、反動が大きかったですね。

 

「私、行くのやめようかなー」

ビックリする不届きな発言をしたのは、例によってお局さまです。

「だって、青猫ちゃん飲まなくなっちゃったんだもの。行ってもつまんないし」

違うでしょ! まーた私をダシに使ってるだけでしょうが。

「青猫ちゃん、面白いのよー! 酔うとヘロヘロになっちゃってさ」

隣りの席の、最近入った人に向かって失礼なことを言ってます。

「青猫ちゃんさあ、言ってたよね?『飲まないなんて人生の楽しみをドブに捨ててるようなもんだ』って」

誰がいつそんな白々しいこと、言った? 覚えてないし(^^;

「青猫ちゃんね、飲まないと、あんたつまんないのよ!つまんない人なの!」

 

久々に来ましたよ、お局さまの連発銃。

ここで普通の人なら、カーッとなったり、ショックを受けたりするのでしょうね。

でも、私は青猫ですよ。

青猫は言葉が大好物。お局さまの意地悪な一言は、美味しいデザートに聞こえます(笑) 来た来た来た、いただきま~~す(^^)/

 

「はーい、私はつまんない人ですよ。だからお酒は飲みません!」

この開き直りには、お局さまも口あんぐり。

「そうなんだ、あなたつまらない人なんだ」

「そうでーす! 私はつまんない人なんでーす!」

へへへ、と笑ってあげて、はい終了(^^)/

 

いいんです。つまらない人、結構じゃないですか。

言われたことのある人は少なくないと思います。「飲むと面白い」って。

これ、今までは「呑兵衛の勲章」みたいに思ってました。

「自分は飲んだら、面白いんだぞ」って、褒められたような優越感がありました。

でも、こうやってシラフで聞いてみると、やっぱり「面白い」はピエロの面白いだったんです。

酔って滅茶苦茶なことを言う、千鳥足でヨタヨタしてる、まるで道化師。漫才師。面白いコントを見に来ているんだよ、と言われていたんですよ、私たち。

 

もう馬鹿にされて笑われるのは、おしまいです。

「つまんない人」、上等じゃないですか。

アルコールで脳も体も、心までもボロボロでした。惨めな姿を笑われて、喜んでたなんて悲しい過去とはきっちりお別れです。

それに、逆に「飲まない人」ってお局さまに認められてるってことですよね?

何だか、そっちの方が嬉しくて、喜びが大きくて、多分ひどいこと言われたのかも知れないけれど、全然気にならなかったんです。

 

ありがとう。私は「飲まないつまんない人」になれました。

自分からじゃなくて、他人から、それもお局さまから認定いただきました(^^)

遅れて来た断酒一年のプレゼント、みたいな(笑)

ちょっと不安だった今度の飲み会も、「飲まないつまんない人」を身にまとい、颯爽と出掛けられそうです。

 

やっぱり断酒で、大正解!(^^)/

 

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