幻の人間関係
こんばんは。断酒294日目の青猫です。
今日は金曜、ジムでコアトレの日でした。
ピラティスなんかも取り入れてやるんですが、結構キツイです。
自分の体重で…自重をかけて鍛える感じでしょうか。
ブリッジ頑張ろうとしたけど、頭が上がらず(^^;手首と腰が痛くなりました~。
学生の頃は出来たのになー(笑)
取引先の人と一緒に仕事をしていると、「この人と一度飲んでみたい」とよく思いました。
ひとつの仕事を成し遂げるまでの悲喜こもごも…同じ釜の飯、ひとつ屋根の下感覚とでも言いましょうか。
ざっくばらんに、仕事を離れて「お疲れさま」とか言いながら、携わった仕事のことはもちろん、その人の好きなものだったり、家族だったり、人生観だったり…そんなことを聞いてみたいし、自分も語りたい。
そう思うことが多かったです。
なぜなんでしょうね、お酒の席なら何でも話せそうな、仲良くなれそうな気がしていたのって。
お互いに意気投合、「今度一緒にメシでも~」って話になって。
だいたい居酒屋で飲んでワーワー騒いで、結局のところ何を聞いたのか話したのか、「まったく記憶にありません」状態。
かえってお互い酔っぱらって醜態さらしたりして、次に顔を合わせるのが気まずかったり~っていうのが、お決まりのパターンなんですけどね(^^;
ね、みなさん、心当たりありませんか? 私だけじゃないですよね?(笑)
素面だと、やっぱりお互い気恥ずかしいし、あらためて「お茶でも」っていうのも何か違うような。
「お酒は魔法のアイテム」だなんて、真面目に信じていたのでしょうね。
でも、ある人は「取引先とは接待以外で飲んではいけない」と言っていました。
プライベートで仲良くなると、仕事でお互いに甘えが出るから、と。
常に相手にはビジネスライクで接することが重要で、仕事の電話であっても軽口は叩いちゃいけない、と注意されたことがありました。
こちらに非があっても、絶対に謝罪してはいけない、とも。
その人…仕事の先輩だったんですが、自分は素直に納得出来ませんでした。
その先輩自身はもの凄い飲兵衛で(やっぱり女性です)、社長も交えた全社的な飲み会では、その知識を生かして?ホステス役に徹して仕切っていました。
二次会の場所も、行きつけだというお洒落で上品な店に、その場でサッと電話して予約を入れたり、とにかく見事でした。
でも、実は先輩は遅刻常習犯で定時に出勤したことがほとんどありません。
1時間以上も遅れて出てくると、さっきシャワーしてきました、という感じの石鹸の香り。そして話すと何だか酒臭い…そんな感じでした。
なかなか出社しないなぁ、もうすぐ仕事の打ち合わせの時間なのに~と思っていると、電話があって「体調が悪いので休みます」ということも……(^^;
ぜんっぜん、私に言ってることに説得力がないじゃん!
当然ながら、こんな業務態度が認められるはずもなく、誰が見ても左遷としか言えない部署に異動の辞令が出たのを機に、先輩は退職してしまいました。
なんだったんでしょうね、先輩の哲学。
きっと今まで乗り越えて来た数々の試練から、痛感した意見だったのだと思うのです。
でもそれも、自分自身が酒で身を持ち崩したのでは、何にもなりません。
仕事という冠を失ったあと、先輩に残るのは妙なプライドと酒…そんな気がします。
私はといえば、最近はそれほど他人のプライベートに関心も感じなくなりました。
聞きたいことは打ち合わせの後とかに、こそっと世間話的に聞いてみます。
だいたいみんな、笑顔で答えてくれて、あとあと仕事がスムーズに運ぶような気もしています。
最近生まれたお子さんの話とか、優れものの花粉症対策グッズとか、趣味の発表会のこととか、美味しいお店の情報とか。
なーんだ、わざわざ飲みに行かなくったって、ちゃんと話せるんですよね。
そして仲間意識で仕事も回る。
お酒に対する偶像崇拝みたいなものって、本当に、幻だったんですね。
私たちは、現実に生きている。
お酒が見せるのは一瞬の幻。あとには後悔しか残らない。
悩みも喜びも、しっかりと感じながら生きていきましょう。ねっ(^^)/