言いがかりをつけられました。
こんばんは。断酒243日目の青猫です。
今日の私は毒を吐くかも知れません。
本日もジム日和、水曜は大好きなエアロビクスの日。
思い切り動いて、お腹ぺこぺこで帰宅。
家族はすでに夕食を済ませ、リビングにはアルコールを飲みながらテレビを見る夫一人でした。
まっすぐ帰宅の日でも私の方が遅いので、夕食はだいたい朝のうちに準備しています。粗食ですけどね。いつか家族が「こんなメシでは満足できない!オレが作る!」とか言い出さないかと期待しているのですが、まだその気配はありません。
話を戻します。
冷蔵庫を開けると、見慣れないものが入っていました。
お皿にのった1枚の食パン…それもラップもかけず、裸のままで。
え?これなに???
夫に聞いてみました。そしたら
「それ、母さんが入れたんでしょ」
「私が? 入れてないよ?」
夫によると、次男が「母さんが入れた」と言っていたのだとか。
え?え?え?私ボケた?まったく覚えてないんですけど。
そこに登場した次男、
「そんなこと言ってないよ。兄貴だよ」
長男は突然クッキーを焼き始めたり、夜中にチャーハンを作ったりするユニークな手作り派。また何か作るつもりなのか?と察しました。
そして長男がやって来て言うには
「話が全然違うよ。母さん、前にラスク作りたいって言ってたでしょ?」
どうやら私のために、その下準備?をしていてくれたようなのです。が。
突然、夫が怒り始めたのです。私の聞き方が悪い、と。
「なんでいきなり怒るわけ?どうしたの?なんかあったの?」
夫は凄い剣幕で「お前の言い方がキツイからだ! どうしてもっと優しく言えないんだ!」
「は?」
……かなり支離滅裂な様子で、論点がズレまくったまま怒鳴り口調です。
あー酔っ払いってこうだからヤだな。完全にワケわからなくなってる。とんだ言いがかりだよ。
「私の言い方が気に入らないなら、もう聞かない方がいいね」
思わず言ってしまう私。ほっときゃイイんですけど、性格ですね。
「その言い方がダメなんだ! オレはいっつも我慢してるんだ!」
あーそうですか。もうこうなると、話にならない。相手にしないことに決めて、さっさと夕食を食べてしまうことにしました。
私が相手にならなかったので、夫は拍子抜けした様子でそのまま「飲みながらテレビ」を再開。
やれやれと思いながら箸を動かしていたら、いきなり思い出してしまったのです。
この光景、前にもどこかであった気がする。
とても遠い昔。そうだ、子供の頃、酔った父に理不尽なことで叱られ、泣きながら父の目の前で食事をしなければならなかったことが、あったっけ。
あの時、「本当に酔っ払いはイヤだ」と思ったはずなのに、どうして酔っ払いと結婚しちゃったんだろう。そして自分も呑兵衛になってしまったんだろう。
そして今の心の中に、子供だった小さな自分が甦ってきてしまったのです。
あのときの切なさ、悔しさ、砂をかむようなご飯の味。
もう、胸がいっぱいになってしまって、とても夕食どころではありません。
涙がこみあげてくるのを抑え、気づかれないように片付けました。ごめんね、食べられなかったご飯たち。
夫の言いがかりは、頭にくると言うより呆れました。
でも今夜は、子供の頃の甦ってしまった気持ちで、悲しくてたまりませんでした。
飲酒欲求はありません。
かなりのストレスだとは思うのですが、受け止められていると思います。
ああ、断酒していて良かったな。
ブログを書いてて良かったな。
今のこの、どうしようもない気持ちも、こうやって文章にしているうちに少しずつ、こなされていきます。
お恥ずかしい、犬も食わない夫婦喧嘩「未遂」事件の顛末、ありのまま聞いていただき、感謝です。
明日はきっと、いつもの青猫に戻れます。