親子酒〜渡したいもの、受け取ってほしいもの〜
今日は次男の誕生日。
親にとって、子どもっていくつになっても子どもなんです(^_^)
そう、成人してても、仕事始めて扶養家族でなくなっても。
いくつになっても、小さかったあの頃や、生意気だったあの頃を昨日のように思い出すことが出来るのが、親バカの特権かな。
昨日は「前祝いだ!」って夫が銘柄酒のワンカップを買って来ました。
目の毒なので、私はそれがなんて名前か、確認もしていません。
そう、危険と判断すると、視覚と心にフィルターがかかるようになりました(笑)
次男に日本酒を教えてしまったのは、私です。
自分が飲むようになってから、これ美味しいよ!これはちょっと甘いかな?なんて、あれこれ誘って一緒になって試してました。
親の影響って、怖いですね。
以来彼は大学でも職場でも、日本酒党として通っています(^_^;)
でも彼がエライのは、飲む加減を知ってるところ。
日本酒と水を同じ量飲むなんて、私だったら出来ません(^_^;)
あ、これも、実は私が教えた知識だったんでした。
私が日本酒に手を出し始めた頃は、もうかなり強いアルコールでないと酔えなくなっていた時期でした。
さすがに翌日のことも心配で、代謝されるようにとチェイサー挟むようにという知識だけは、ありました。
でも、やっぱり飲んじゃうとそれも「どうにでもなれ」になってしまったなぁ……遠い眼。。。
昨夜も次男、ワンカップ1本だけで切り上げてました。
私が呑兵衛現役だったなら、きっとあれこれ飲ませていたんじゃないでしょか(^_^;)
そしてせっせと呑兵衛の継承、してたんじゃないかと恐ろしささえ感じます。
ああ、ホントお酒やめてて良かったな。
大切な息子の将来、とんでもない方へと引っ張ってしまうところでしたよ。
息子と飲みたい、娘と飲みたい。
世の酒呑みなら、誰もがきっと描く夢。
親子酒。
ドラマみたいに差しつ差されつ、ぽつりぽつりと人生を語り。
……それ、無かったなぁ(^_^;)
現実にはどんどんお酒ばかりが進んでしまい、話題もかなりの大風呂敷、実のところ、よく覚えていなかったりして。
それより今は、一緒にコーヒー飲んでビデオ見て、ああじゃない、こうじゃないってお喋りするのが楽しいですね(^_^)
今夜は甘党の次男のために、久しぶりにケーキをホールで買いました。
大好きなフライドチキンも山ほど揚げてスタンバイ。
今夜の次男は水道水。
ミネラルウォーターもお茶も炭酸水もあるのに、蛇口ひねってジャッ!とタンブラーに、たっぷり注いで来てました。
彼なりのポリシーがあるようで、だいたい夜は、そんな感じ(^_^;)
長男は、自分でセットした水出し緑茶。
清涼飲料が大好きですが、飲む量がハンパないので自粛してるんだそうです。
少しだけ、お金のことも考えているみたいです(笑)
親から子へと、渡したいものは山ほどあって。
子どもが親から、受け取れるものには限りがある。
私は何を渡せるだろうか。
そして彼らは、どれを受け取ってくれるだろうか。
家族で囲む、笑顔の思い出。
限りある時間の中で、今日も少しだけ違う一日。
ゆっくり、ゆっくり重なっていく。