断酒831日 酒と涙とあなたと私
こんばんは(^_^)青猫です。
夜風が冷たい秋の夜。
せっかくの満月も、雲に覆われて姿が見えません。
もう、本当に秋なんですね。
何となく、秋はもの悲しい季節。
二人の母と、父を9月に失くしたせいでしょうか。
義理の母は交通事故で、私の母は検査入院した当夜の急変で、突然天に召されました。
残された私たち家族は、やり場のない怒りと悲しみをどこへ持って行けば良いのかわからずに、ただただ涙に暮れました。
そして、せめてもの救いにと、長患いや苦しむことなく逝ったこと、家族に面倒一つかけずに旅立ったことを口にして、絶望の中にある幸いを懸命に探して語り合いました。
本当は、残された者の方がどんなにか、辛く悲しい現実に立ち向かわねばならなかったのかと思います。
この感情……喜びも、悲しみも。生きていてこそ、なんですね。
生きていくことって、どうしてこんなに辛いのだろう。
そう思ったことが、何度もあります。
人それぞれに、与えられた試練の中で。
出来れば、グッと歯を食いしばり、力をこめて跳ねのけたい。
でも人は、そんなに強くありません。
時にはガックリ肩を落として、自分の弱さに全てを放り出し、運命の前に平伏すのです。
それは、なんて無様な姿なのでしょう。
でもこうなると、見栄も虚栄も、気力も勇気も、ホントになんにも、出て来なくなるんです。
きっとこれが、本来の人の姿です。
そう、あなたが弱いわけじゃ、ありません。
ときには試練に飲み込まれ、押しつぶされて、無茶苦茶になる。
誰にでも、あることです。
私にも、そんな日が今もあります。
抱えきれない悲しみは、どうぞ思いきり、放り出してしまいましょう。
誰にも分かるはずないと、あなたはきっと、言うでしょう。
そうですね。
でも分かっていないのは、実はあなたの方なんです。
あなたの悲しみは、みんなの悲しみ。
抱え込んで、どうしようもなくて、悲痛な声をあげている。
あなたの気持ちを痛いほど感じているのは、ともに歩いてきた私たち、断酒という言葉でつながる同胞です。
何も出来ないかも知れない。余計なお節介かも知れない。
でも、みんな、あなたの痛みに共鳴している。
分からないわけがない。
私たちは、同じ星のもとに生まれた。
そして今、同じ空の下にいる。
あなたの声を聞きながら、あなたのことを想ってる。
お酒じゃ、答えにならないよ。
満身創痍のホータイマンへ。
信じてる!また明日(^_^)