青猫日記〜断酒とジムと日々色々

断酒とジムと、他愛のない毎日の記録。

断酒800日 永遠のワンパターン

こんばんは(^_^)青猫です。

 

来ました、800日!

あらためて、キーボード叩いて真っ白なブログのページに数字が出たのを見て、ゾクッとします。

最初にこんなこと、書くつもりじゃなかったんですが、何だかね、実感しちゃって。ごめんなさい、自己満足(^_^)

 

アルコールに対して、本当に無知でした。

ただ、飲んでみたら結構飲めちゃって、初めて就職した環境でも憧れの先輩女子が酒豪ぞろいで、未知の世界がキラキラと楽しそうで……そんなところから、私の飲酒生活は始まりました。

 

私の場合は家呑みになったのは結婚してからのことで、と言っても毎晩のように仕事の帰りに飲み歩いていた自宅には、寝て着替えに帰るような、そんな独身生活だったので……まあ、なんと言って良いのでしょうか(^_^;)

 

それでも少しずつ、自分の飲み方に危うさは感じていました。

気になって、お酒について調べ始めたのは本当につい3~4年前から。それまでは、アル中とか依存症って、本当に朝から毎日飲んでいないと手が震えるような、そんな人なんだと思っていました。

 

ちゃんと仕事にも行き、晩酌も決めた量を飲み、ちょっと飲み会では必ずラストまで残留組で二日酔いもするけれど、それは私がお酒が弱いからなんだろうな、もっと強くなりたいな、飲んでも平気なくらい鍛えたいな、なんて、思っていました。懺悔します。

 

だんだんと、毎日のお酒の量が増えました。当時は家族の心配事が次々と起こり、もうどうしたらいいのだろうか、私が頑張らないといけないんだと、あっちへ行き、こっちへ走り、ジタバタする私とわれ関せずの夫との温度差へのストレスが、高まっていた頃と一致します。

 

初めて垣間見た、断酒の世界。

たくさんの、色々な境遇の人たちが、お酒と向き合う姿が印象的でした。それでも、自分は違うからと、せめて一生飲めないなんてならないように、気をつけて飲まなくちゃと、そんなことを考えました。

 

職場の健康保険の催しで、1週間に連続2日の休肝日チャレンジを1ヶ月続けるだけで、もう満足。達成賞をもらって嬉しくて、これ毎年やろうなんてニタニタしておりました。

でも、不思議と休肝日明けにやっと飲める!と飛びついたビールが、それほど美味しくないことに、わずかな疑問符は浮かんでいたのを思い出します。

 

「もうダメだ! こんな自分が情けない」

いよいよ私に底付きが訪れたのも、本当に突然の出来事で。屈辱の二日酔いの布団の中で泣きながら読んだ断酒ブログの数々が、私に「一日断酒」という言葉を教えてくれました。

 

お酒のない生活のスタートは、とても新鮮で「私もう飲まないんだよ!」なんて自慢げに家族や職場で言ったりして。

「えー?この前、キリンビール館にフローズンビール飲みに行こうって言ってたじゃない」

なんてラスボスに言われると「大丈夫、そういう時は飲めるから」なんてとんでもないこと言ったり、してました。

結局、その約束は果たせず仕舞いになりましたけど。

 

断酒はブログで勉強しました。

ランキングに参加しているブログを隅々まで読み、どうやら自分がとんでもないことを初めてしまったのではないかと気がつき始めた時は、もう遅かった……自分もブログを書き始めていたのです。

 

断酒とは。金輪際一滴のアルコールも口にしないこと。

飲まないでいる間にも、依存症は静かに進行している恐ろしい病気であること。ひとたびお酒を口にしたなら、逆流に飲みこまれるように、もとのアル中に戻ってしまうこと。それも今までよりも、もっと重症化してしまうらしいこと。

 

どうしよう。そんなつもりじゃ、なかったのに。

 

こんなヘタレな私を支えてくれていたのが、ブログやツイッターで知り合った断酒仲間たちでした。

「飲みたくなった」と言えば励ましが、「断酒〇〇日になりました」と言えば我がことのように喜んでくれて。ああ、この人たちといつまでも一緒にいたいな、貯まってきた数字もゼロにするのは悔しいな。

いつしか私の心の中に、一生飲まないことの幸せと覚悟が芽生え始めてきたのです。

 

ひよっこだった私も今は断酒2歳の誕生日を過ぎ、3年生として学んでいます。新しい人、ベテランの人、いつの間にか会わなくなった人、去っていってしまった人。断酒仲間の顔ぶれも変わりました。

 

私はいつまで、ここにいるのかな。

みんなといつまで、一緒にいられるのかな。

こんなこと、たまに考えてみたりします。

残されるものの寂しさみたいな、そんなことを感じる夜もあり。

 

それぞれの人、それぞれの思いの中にお酒があって、それは色々な形で姿を見せたり隠れたりする。

自分はその影とどうつきあっていくのだろうか。知ってしまった、お酒の闇を抱えながら。

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彷徨える旅人が、途方に暮れて夜空を見上げたその先に、明るく見つめる月の姿に気がつくような。

いつも変わらず、そこにあるもの。

ああ、まだ青猫、断酒してるよ。

飽きもせず、まだ戯言を呟いてるよ。

呆れながらも何だか故郷に戻ったような、そんな気持ち。

新しい街並みの中にポツンとたたずむ、昔よく通った古い店。頑固な店主は絶対アルコールは出しません。メニューは昔っからのワンパターン。それどころか、おしゃべに夢中になって脱線しててしまうことも、しばしばです。

そんなブログを書き続けていけたら、いいな………。

 

いつも読んでいただき、ありがとうございます(^_^)

みなさまに支えられ、ここまで来ました。

特に目新しいものは何もない、永遠のワンパターンではありますが、これからも一日一話。一日断酒で、どうぞよろしくお願いします。

 

いつもの約束。また明日!(^_^)

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