青猫日記〜断酒とジムと日々色々

断酒とジムと、他愛のない毎日の記録。

断酒758日 アル中の私たちへ…最後の贈り物

こんばんは(^_^)青猫です。

 

断酒ツイッターのあるツイートに、引きつけられました。

それは、断酒する人のパートナーの方のツイートで、本人が寝ているときに打ち込んだもののようでした。

 

彼を守りたい、自分も今まで彼にたくさん助けてもらってきたから。そばにいてあげるしか出来ずもどかしい。何も出来ず抱きしめるだけ。明日は飲ませたくない。連続飲酒にはさせたくない。守ります。

 

切ない想いが、数回に分けてツイートされていました。

ツイートを遡ると、断酒する彼のスリップ…再飲酒の告白にたどり着きました。

断酒仲間からの、あたたかい励ましの声もたくさん寄せられていました。それを読んだ彼女が、彼をとても愛しく、大切な人だと思う気持ちをツイートしたもののようでした。

 

断酒は、ただお酒を飲まないというだけのシンプルなこと。

でも、その、たったそれだけのことが、本当はとても難しい。

それが、アルコール依存症である私たちの心に巣食う病です。

病の根源は、心の奥深くに潜んでいます。

気がついたときは、もう大変なことになっていた……それがほとんどの場合だと思います。

身体を病み、心を病み、家族を、愛する人を傷つけて、そんなこと、絶対にしたくないのに。本当は心から、そう思っているのです。

 

アルコールが切れると、絶望の想いが一気に押し寄せて飲みこまれ、もうどうしようもない悲しみと自分への怒りに包まれて。

そしてまたお酒に飲まれ、果てしない心の闇へと引き込まれていく。

 

今日、私はこのツイートの中に、確かな心の絆を感じました。

彼と彼女の絆。

そして一緒に断酒する、ツイッターの、断酒会の仲間たちとの絆。

 

断酒は、アル中の私たちへ、神様がくれた最後の贈り物なのだと思います。

お酒によって、愛情も、信頼も、自分自身への誇りも何もかも、すべて失っていこうとする私たちに差しのべられた、最後の救いです。

断酒は、自分ひとりの問題ではないのですから。

愛する人、家族、同じ志をもつ仲間。

みんなが、私たちの断酒に寄り添ってくれています。

それは、私たちが断酒を選んだからこそ現れた絆。

孤独に涙していた私たちへの、最高の贈り物。

ボロボロになった私たちにも、まだ、愛は注がれているのです。

 

喘息の一番の治療法は、いかに発作を起こさずにいるかということだと、小児科の医師に言われたことがあります。

ひとたび発作が起きると、一時は治まっても気管が荒れ、常に再発する危険性を抱えてしまいます。

 

断酒も同じように、再飲酒してしまうと、元の断酒に戻るまで、大変な苦痛を伴うのだと思います。

 

 前述の彼は、私にこう言ってくれました。

 

お互いに問題は抱えているけれど、やることはやって頑張ろうと話し合いました。相当今回のスリップで考えさせられました。とにかく逃げずに毎日を送っていきたいです。

 

今日出会ったツイートに、教えられたことがたくさんありました(^_^)

本当に、ありがとうございます。

お二人が、今まで以上に幸せな笑顔で満たされますように。

 

aonekoon.hateblo.jp

 

私は現在、断酒が安定しています。

今まで飲んできたことが、遠い過去のように記憶の彼方へ去ろうとしています。

それで良いのだと思います。

断酒しているということが、特別に感じなくなることが回復の証でもあります。

ブログの内容も、リアルなアルコール依存症の状態とは離れて来ていますが、それもまた、断酒する私の毎日です。

 

でもこうやって、ときおり思い出し、いかに自分がたくさんの愛に支えられてここにいるのか、それを感じることが必要なのです。

 

お酒を失った私たちの手には、

いつまでも消えない絆の光が残されました(^_^)

 

また明日!(^_^)

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