断酒695日 良いことだけを見つめていよう
私がクリスチャンになったのは、母の死がきっかけだった。だからと言っては言い訳になるけれど、教会には通っていない。
妹夫婦が熱心なクリスチャンで、義弟は牧師の資格を持つ。聖書を贈ってもらって、アドバイスももらって。焦らずに、自分に合う教会に出会えたらそこへ行こう。そう思いながら年月が流れ、現在に至る。
聖書の御言葉(みことば)をメッセージにして配信してくださる牧師さんがいる。長崎の教会で、通える距離にはないけれど、いつもそのメッセージに励まされて来た。
忙しい奉仕の中、送られる不定期なメッセージ。しかしそれはいつでも、私の心に深く響くタイミングで届くのだ。まるでいつでも私を見てくださっているかのような、そんな響きをもって。
数日前、久しぶりに届いたメッセージ。
あなたは何を見つめていますか。
良いものを見ると良い心が育ち、
悪いものを見ると悪い心が育ちます。
毎日色々なことがある。誰だって、いつも幸せいっぱいなはずがない。みんな、心に不安を抱えて生きている。やりきれない思いに打ちのめされることもある。這い上がれない自分を悔やむこともある。ほとほと自分と言う存在が嫌になって、もう全てを消し去りたくなることだって、数えきれないくらいある。
だからって、良いことがひとつもないってワケじゃない。
嬉しかったこと、笑ったこと、誰かと一緒にうなずいたこと、感激したこと。たとえ小さな良いことだっていい、それをいつまでも大切に、しっかりと抱えていよう。
アタマにきたこと、酷いと思ったこと、憎んだこと。数えきれないほどあるけれど、いつまでも黒い思いに引きずられていくのは、もうやめよう。黒い思いは黒い現実しか見ることが出来ない、濁った眼。
信じていよう。あの人を、あなたを、自分自身を。
大切なあなたが、いつも笑顔で咲いてくれますように。
良いことだけを見つめていよう。