プチ依存症者と病
こんばんは。断酒629日目の青猫です。
今夜はちょっぴり残業になりました。
どうしても今日が締め切りの仕事が終わらなくて。
幸いそんなに長い時間にはならずに済んでプチ残業(笑)
そして、明日は職場の「ノー残業デー」です(^_^;)
プレミアムフライデーを意識したのか?今週、急にお達しがありました(笑)
しかし、ノー残業デーのために残業したような、そんな気がしないでもないんですけど。
あんまり深く考えるのは、やめときましょうか(笑)
断酒の友人と話していた時のことです。
「プチ依存症者」と友人が自分を指して言いました。
なるほど。友人は私より少し先を歩いている断酒erです。
すっかり飲まない毎日が当たり前になってきている私たちですが、飲み会となると依存症の虫が疼きます。
目の前で飲んでいる人たちのペースが何だか遅く感じたり。
飲み放題のお代わりの数を自慢気に話す会話に、自分の方がもっと飲めると思ったり。
「もう関係ない」はずのことなのに、こんなこと、つい思ってしまうんです。
やっぱり私たちって依存症なんですね(^_^;)
友人がしみじみと言っていました。
「プチ依存症者と言っても、例えばガンだとしたら充分患者だと思います。ステージX、完全に罹ってますね。ステージ0.1や0.3でも、病には変わりないですよね」
実は先週亡くなった知人は胃ガンでした。
普段は元気で、たまに胃の調子が悪いと胃薬を飲むくらい、誰でも思い当たる程度の自覚症状でした。
でも、実は末期ガンに侵されていたのです。
知らず知らずに毎日を過ごし、気がついた時は他の臓器にも転移していました。
そして医師は言ったそうです。
「この状態で立って歩いているのが不思議なくらい」だと。
こういう人、多いんじゃないでしょうか。
ガンじゃなくて、アルコール依存症の話ですが。
自分の飲み方に何の疑問も問題も感じずに飲んでいて、たまに少し飲み過ぎてハメを外したり、二日酔いに苦しんだり。
飲んでた時の記憶が無いと言って笑ったり。
……本当は立派なアルコール依存症の症状が、じわじわと来ているのに、自分はただの飲兵衛だと思い込んでいる。
もしかしたら、一生気がつかずに、お酒が原因で人生を終わるのかも知れません。それも仕方ないと、日々身体のあちこちの不調を感じ、諦めながら。これは、私の父と被るところがある気がします。
そして、知人のように「病には負けたけど、いい人生だった」と生涯を閉じる、ある意味幸せな人もいるのでしょうね。
事実、ガンとの闘いからの生還者として、断酒を選び、明るく力強く日々を送る断酒仲間もいます。その生き方に、とても励まされます。
さて、自分の飲み方はどこか変だ、もしかしたら依存症かも知れないと気がついてしまった私たちは、どうなのでしょうね?
知らずにいた方が、ある意味幸せな人生を送ることが出来たのでしょうか。
知ってしまったことは、果たして不幸なのでしょうか。
答えは、私たちの中に。
今、答えを導き出しているところ。
難問です。でも、ややこしいほど、解けた喜びは大きいはず。
私たちは挑んでいます。
誰でもない、自分の本当の人生に。