境界線ー普通でないことの自覚ー
こんばんは(^-^)断酒583日目の青猫です。
今朝は早起きして、初日の出を見に行きました。
断酒ツイッターでは飲まない年越しが盛り上がって、みんなで新年の挨拶がいつまでも続き思わず夜ふかし。
でも飲んでいないから、ちゃんと朝5時前には起きて出掛けることが出来ました。
とても美しく、感動的な初日の出。
同じ日の出を見ている沢山の仲間がいるという心強さに、今年もまた飲まない年を誓うのでした。
大晦日に東京に帰って来た私は、友だちと久しぶりに会いました。
一緒にランチの約束です。 予約していたイタリアンのお店で席につき、メニューを見ている時に、ドキッとすることがありました。
「ねぇ、ワイン飲まない?」
飲み物のメニューを見ていたひとりが不意にそう言いました。
ランチの飲み物で、アルコールを選べるようになっていたのです。
大晦日という雰囲気も手伝って、今まで絶対ランチに飲んだことのなかったアルコールを頼む相談が盛り上がっています。
ひとり引いて見ている私(^_^;)
「私は、コーヒー!」
妙な気持ちが入り込まないように、思いっきり言い切りました。
「少しなら大丈夫じゃない?」
「このサンガリアなら、ほとんどアルコール無いから大丈夫だよ?」
友だちの優しい気持ちが伝わるだけに、言葉に詰まりました。
まだ私の中には、自分がアルコール依存症だということへの引け目が深く刻まれていたのだとその時はっきりと気がつきました。
料理が運ばれて来て、友だちの席にはグラスワインが置かれています。
ワイン好きでなくて良かったです。もしこれがビールだったら?書きながら思い出すだけでも寒気がします。
食事をしながら、取り留めのないおしゃべり。
ワインはいつまでもグラスに残っていて、終わる頃にひとりがやっと飲み干し、もうひとりはほとんど飲まずに残しました。
サンガリア…これってお酒なんですか?メーカー名かと思ってたけど(^_^;)…を頼んだ友だちも、あまり減らずにデザートへと気持ちが移っています。
しみじみと見ながら、思わず一言。
「やっぱり、みんな飲まない人なんだね」
これが普通よ、という顔をして友だちが私を見ています。
「私だったら、飲み足りなくてお代わり頼んじゃいそう。ちょっとでも飲むと、絶対どんどん飲みたくなっちゃうよ」
友だちは笑顔で、気にもとめないという感じ。すぐに話題は別の方へと流れていきました。
私、やっぱり、普通の人とは違う。
飲んだら、絶対ダメなんだ。きっと。
もし、断酒ブログに出会っていなければ、もう大丈夫と一緒になって、友だちとワインを頼んでいたでしょう。
サンガリアって、どんな味?と追加したりもしたでしょう。
そして楽しいお正月を、散々飲んで後悔とともに、新年が始まったことでしょう。
1滴だって、もう絶対に私の中に入れてはいけない。
私はこれからを、ちゃんと生きていくのだから。
友だちには、決して見えない境界線。
しっかりと、引かれた私の境界線。絶対越えてはいけないライン。
新しい年。
境界線に背を向けて、振り向かないで歩いていきます。