青猫日記〜断酒とジムと日々色々

断酒とジムと、他愛のない毎日の記録。

リセット

こんばんは。断酒485日目の青猫です。

今日もとても良いお天気でした。

 

いつものように1週間分の食材の買い出しに出掛け、昼頃戻ると、長男がボソッと言いました。

「夢見て少し泣いた……」

「何なに、どんな夢? 悪い夢は人に話しちゃった方がいいんだよ」

「じいちゃんの夢」

「……何か話したの?」

「話しはしなかったと思う。何か広い家にじいちゃんがいてさ、俺もそこにいる、そんな夢だったんだけど、嬉しくて、泣けてきた」

 

長男は、震災後東京で父と一緒に暮らしていたことがあります。

母が亡くなって半年過ぎた頃だったので、父は孫との同居をとても喜んでいました。

でもふとしたことで喧嘩して、長男はこちらに戻って来てしまったのです。

以後しばらく、「じいちゃんにはまだ会えない」と言って私たちが帰省する時も一緒に来なかった時期がありました。

そしてやっと3年くらい前、わだかまりが取れたようで父に会いに行くようになったのですが、その後は仕事の都合でなかなか会えなくなっていた、そんな矢先の別れだったのです。

 

葬儀の時「孫で最近、じいちゃんに会えなかったのは俺だけだ」と気にしていた長男。

彼なりに、やっぱり冬に来ておけば良かったという思いがあったようです。

でも夢に出て来た「じいちゃん」は、何も言わなかったけれど長男に「大丈夫だから」って伝えたのだと思います。

 

実は今日、実家に遺品整理サービスの業者が入り、引き取り手の無い家財を処分して簡単なハウスクリーニングをしていました。

夕方、妹から「やっと終わったよ」と画像付きでメールが送られて来ました。

そこはもう綺麗に片付いて、何も無くなった、ガランとした広い部屋になっていました。

妹夫婦でその後、しっかりとお掃除もしてくれて、すっかり家はリセットされたのでした。

二人には、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

長男が夢でじいちゃんと会った広い家。

それは何もかも綺麗にリセットされた、実家だったのかも知れません。

 

何だか私はまだ、ボーっとしています。

今日は感情の起伏が激しく、イライラして家族に当たったり、片付けも手につかなかったり。

朝の爽やかな気分はどこへ行ったんでしょう。

でも、これも無理のないことなのかな。

ゆきつ戻りつ少しずつ、前へ進もうと思います。

 

素面な気持ちで、向き合って。

 

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