ごめんね、あの日の私。
こんばんは。断酒415日目の青猫です。
日曜の朝に軽く走るようになって、今日で3回目。
梅雨空が心配でしたが、起きたらまだ降っていない!
今でしょ!と家を飛び出したまでは良かったのですが、何だか小雨が。
小雨も気持ちいいよね!と走り始めたら、どんどん本降りになってしまいました。
ゆっくり、まわりの景色を楽しみながらのはずだったのが、もう大急ぎで。
ランニングアプリが人の気も知らずに「いいペースですね!この調子」とか言っていました(笑)
何故なんでしょう。毎日のように何かしてますね、最近。
私は子どもの頃からインドア派で、体育の授業も好きではありませんでした。
運動神経がゼロで、何をやってもとにかくヘタ。
走るのも遅いし、球技も足を引っ張る役目で、すっかり運動嫌いになっていました。貧血がひどくて、マラソンなんかは一時ドクターストップがかかっていたこともあります。この時は、走らなくて良いとのお墨付きをもらって実は嬉しかったのですが、とにかく私は体を動かすことに縁がありませんでした。
あ、ひとつだけ、野球が大好きだったので、ソフトボールだけは積極的に部活動もしていました。
実は「肩だけは強いノーコンサード」でチームの成績は散々でしたが、この時はとても楽しかったです。
こんなに運動とは無縁だったのに、今ではジムに通ったり走ったりしているなんて、どういう風の吹き回し?という感じですよね。
これは、今までの罪滅ぼし…なのでしょうか。
飲んで飲んで、自分で自分の体を痛めつけていました。
危険信号を発するはずの脳がアルコールにやられて、内臓が悲鳴をあげていることにも気づかず、ひたすら「酔い」を求めて飲み続けてきました。
顔がむくんで、酷い吐気。つまみを食べない空酒派だったので、水分ばかりが排出されます。下痢も酷くて、体中に水分はこんなにあるのかと驚くほどでした。
二日酔いじゃなくて、違う病気なんじゃないかなんて真剣に考えたり。
でも、夕方あたりからケロッと回復してしまったので、これはすべて、お酒が原因だったのだとホッとしてまた飲むという始末。
どうしてお酒が原因だと、安心なんでしょうね?
二日酔いは病気じゃない、自分が弱くて代謝しきれなかったせいだ、もっと強くなりたいなんて………馬鹿なことを真剣に考えていたんです。
ごめんね、あの頃の私。
もっときちんと意識していれば良かった。
アルコールは薬物で、とても危険な飲み物なんだってこと、ちゃんと勉強しておくべきだった。
二日酔いになった時、これはおかしいと気がついて、これからは気をつけようと思うべきだった。
きっと、だからなんですね。
何かしなくてはと思い始めて動いてみたら、すごく体が喜んでいるなって感じられました。
大人になってからの運動は、成績表も記録も全然関係なくて、誰からもランク付けされたりはしません。
ただ楽しいから。出来なかったことが、出来るようになってくる過程が楽しくて、そのワクワクした気持ちや達成感が、軽~くアルコールの万能感を飛び越えたんです。
酔った時のあの感覚は飲んでいる時だけですが、体を動かして得た満足感と喜びは、いつまでも体の中に残っていて「またやろうよ。もっとやろうよ」と私に話しかけてくるのです。
運動依存? いいじゃないですか。
お酒飲んでることと、比較対象にはならないと思います。
今、こうして飲まないでいられる自分をちゃんと褒めてあげて、そしてあの日の自分に謝りたい。
ごめんね、私の中の小さな私。
もう大丈夫、あんな怖い夜は二度と来ないから。
頑張るから、私はあなたを守るから。
私の中の小さな私。
ずっと昔に夢見ていた、楽しいことをいっぱいしよう。
ずーっと、ずーっと、すーっとだよ。