あなたに ここに いてほしい
こんばんは。断酒394日目の青猫です。
今日は穏やかな日曜日でした。雨は降らなかったけど、気温が低くて風が冷たい。
でも明日からの一週間は、夏のような暑さになるという予報です。
お天気が不安定だと、体調も崩しがち。
心もお天気と一緒に、どんより曇ったり、晴れたり、泣いてみたり…してないですか?
今夜はそんなあなたへの、青猫のひとりごと。
何となく、気がついてました。
ちょっと元気がないな、って。
それでも、あなたは「ありがとう」って私に無理して笑って見せたね。
少し開いた傷口が、その時ちらっと見えた気がした。
あなたの姿が見えなくなって、悲しみだけが落ちてた場所に、私は今、立ち尽くしてる。
いつもお気楽元気印、そんな私に分かるわけないって思ってる?
そうだね。今の私は、あの頃とはまったく別人。
私にも、おんなじ時があったって言ったら、あなたは信じるかな?
真っ暗な夜のベランダ。月と星の明かりが辛くて、月なんか隠れてしまえと思ってた。怖い顔をしてたと思う。
自分なんかがいなくても、朝は来るし夜は訪れ、だーれも困りはしないんだから。そういう冷たい心を抱え、部屋から聞こえる笑い声に耳をふさいで、真っ暗なベランダで下をのぞいて乗り出した。
家族を持ったはずなのに。居場所が無い居場所が無い居場所が無い…どこへ行こう? どうすればいい?
ぐるぐる回る頭の中をどうにも出来ずに泣いていた。
月だけが、私を見てた。
どうやって闇夜のベランダから戻って来たのか、今となっては、まったく思い出せない。ホント残念なんだけど。
覚えていたら、あなたに「これ!」って手渡せたのに。
顔を上げて、前を向いて、自分のまんまが一番いいって思えるようになった、あの魔法はどんな呪文だったのか、ちっとも思い出せないよ。
でもね、これだけは分かる。
私はあの夜からの生還者。
失った記憶の代わりに、ちゃんともらってきたものがある。
それはね、私と同じ心を持つ人たちを感じ取る不思議な力。
だから私はいつだって、あなたを呼び続けているよ。
消えてしまいたいなんて、言わないで。
あなたが消えたら私が困る。
何も変わらないなんて、思わないで。
あなたが消えたら私が変わる。
あなたに ここに いてほしい。
何度も言うよ。聞こえるまで。
あなたに ここに いてほしい。
何度も言うよ。届くまで。
あなたに ここに いてほしい。
今が雨なら、その雨はきっと心を洗ってくれる。
今が晴れなら、月の光がきっと闇を照らしてくれる。
風はあなたの頬を撫で、耳元でそっと囁くんだ。
あなたに ここに いてほしい。
私の言葉をあなたの元へ。
あなたの笑顔を信じてる。
なんにも言わなくても分かるから。
あなたの笑顔、それだけでいい。
夜があなたをやさしく包んでくれますように。