青猫日記〜断酒とジムと日々色々

断酒とジムと、他愛のない毎日の記録。

断酒の春よ

こんばんは。断酒283日目の青猫です。

今朝は目覚めたら土砂降りの雨でした。そして朝靄まで立ち込めて、何だか不思議なお天気でした。

しばらくすると雨が止んで、お日様が顔を出しました。

おかげで気温がぐっと上がって、暖かな春の日差しに。

くしゃみは出ましたが、まだ花粉のピークとまではいかないようで、素直に春の空気を楽しむことが出来ました。

 

当地は寒くなると、白鳥がやって来ます。

毎年遠く旅をして、冬の間だけ会える渡り鳥。

白鳥は厳しい寒さを求めて旅をしているので、そろそろまた飛び立とうとしている様子…お別れの時が来ているようです。

 

真夜中でも、昼間でも、白鳥の北帰行の声が聞こえてきます。

互いに声をかけあいながら、V字編隊で飛んで行きます。

 この「カウ、カウ」という声が聞こえてくると、「ああ春が来たんだな」と思うようになりました。

 

なんだか、そんな白鳥たちの姿に、断酒している私たちの姿が重なるように思えます。

一日一日、断酒を続ける終わりない旅。

私たちは、いったい何を求めて断酒の旅を続けているのでしょうね?

健康な体? スムーズな人間関係? クリアな思考?

 

もしかしたら、それは「本当の自分」

お酒で誤魔化さない、本当の自分の心。

「辛い」「苦しい」「悲しい」「怒り」…そんな数々の自分の気持ちを今までお酒で誤魔化していた気がします。

 

時には負の感情を爆発させて、大切な人を悲しませたこともありました。

閉じ込められて泣いている「自分」の気持ちを、お酒の中に沈めて溺れたこともありました。

辛くて、辛くて、たまらない夜に、ひとりお酒で感情を殺してきた日々がありました。

 

どうして私たちは、お酒を飲むのでしょうね?

どうして「本当の自分」を閉じ込めてしまうのでしょうね?

お酒を飲むと解放感があるだなんて、まったくの逆だったんです。

 

チルチルミチルの幸せの青い鳥。

探していた鳥は、本当は自分の中にいた。

「本当の自分」はずっと、私たちの心の中にいて、心の奥のとても深いところで、見つけてもらえるのをじっと待っている…そんな気がするのです。

 

読んでいる声がちゃんと聞こえるように。「本当の自分」の声に応えられるように。そして素直になれるように。

 

私たちの心の闇はとても深くて暗い…「本当の自分」はずっとずっとそこにいて、自分自身に気がついて助け出してもらえるのを待っていたのです。

 

断酒の旅は果てしない旅。

でも辛くて厳しいだけじゃない、明るい方へと向かう旅です。

ともに歩く仲間がいるから、寂しくないですよね。

 

ね、白鳥と一緒です。

仲間で綺麗なV字を組みながら、遅れるものがないように、傷つくものがないように、思いやりながらどこまでも遠くまで、飛んでいきます。

 

お題「小さい春見つけた」

 

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