断酒707日 彷徨えるヨッパライ
こんばんは(^-^)青猫です。
今日は立夏。夏の始まりの日だそうです。本当に、朝からとても良いお天気でしたね。
秋に亡くなった父の納骨の日でした。緑に囲まれた霊園に、母が眠るお墓があります。父が数年前に建てた生前墓です。
このお墓を造ったときに、どんな石にしようかとか、墓碑は何が良いかとか、一生懸命になっていた父のことを思い出します。生前墓は縁起が良いのだと喜んでいたのが昨日のことのようです。
山の緑がきらきら輝く、この日。
納骨を滞りなく済ませることが出来ました。この日にして良かったな。そんな声を聞いた気がします。
先に亡くなった母を忘れられずに、なかなか納骨出来なかった父。やっと納骨した後も、小さな骨壷を用意して家に置き、専用のロケットにも入れて、いつも肌身離さず着けていました。
今日は父の遺言通り、母のお骨もお墓に納めました。母が亡くなってから6年。彷徨える旅人は、やっと天に還っていきました。
父と私が親子となった夏の日から、共に紡いだ家族という物語。これからは、私と妹二人して、新しい家族の日々を語り継いでいくのです。
天真爛漫、破天荒、荒唐無稽…我が愛すべきヨッパライ、天に還る。
5月5日、子どもの日。
これからも、いつまでも。私はあなたの子どもです。
断酒706日 飲まないテンション
こんばんは(^-^)青猫です。
東京に帰って来ています。
到着時は、あれっ涼しいかな?と思いましたが陽が射し始めて気温上昇。嬉しい初夏の陽気になりました。
久しぶりに会った妹と、ランチや買い物。その間中ずーっとおしゃべり。よく話しました。家に着くと部活から帰って来た姪っ子を混じえて、またおしゃべり。しばらくして「昼寝してたよ〜」と出て来た義弟と、またおしゃべり。
妹が用意してくれた晩ご飯をみんなでいただきながら、今度は食べ物の話に花が咲きました。ちょっとした勘違いに、みんなで大笑い。私も妹も、涙が出るくらい笑い転げて…まさにツボにはまったという、あの感じでした(^-^)
妹夫婦はアルコールは一切飲みません。
それでも、こんなににぎやかで、話題の耐えない和やかな夕げのひととき。
我が家より安全な(笑)、お酒の全く存在しない空間にいられることの安心感を感じながら、父がまだ元気だった頃のことを思い出していました。
いつも帰省に合わせて、美味しいお酒を揃えてくれていた父。楽しそうにお酒を選ぶ姿が目に浮かぶようでした。
私が飲まなくなってからは、それは同行の息子のためにと変わっていきました。酔った父は同じ話を何度も繰り返し、独り暮らしの愚痴も増えていましたっけ。
若い息子にはちっとも面白くない話だったでしょうが、一生懸命相槌を打って相手をしてくれました。
彼は飲んでもほとんど酔わないのです。若さですね(^_^;)
でも家では、まったく飲みません。このまま、普通の人でいて欲しいと願っています。
飲んでいた頃、私たちが求めていた楽しさって、何だったのでしょうね。
腹を割って話すとか、本音を言えるとか……?
でも、酔って気持ちが大きくなって、とんでもない大見得切ったり、カッとなって大喧嘩をしたり。
あ、これ、よく父と私もしていたのですが(^_^;)
翌朝になると、何であんなこと言っちゃったのかな、とか。もしくは、全然覚えてない、とか。
義弟とは、飲まなくなってからの方が、たくさん話しているような、そんなことに気がつきました。飲まなくっても、テンション高くこんなに楽しめるんだなあと、あらためて嬉しく思います。
断酒する皆さんが迎えるGWの夜が、穏やかで優しい夜でありますように。
断酒705日 GWの憂鬱
こんばんは(^-^)青猫です。
GW後半が始まりましたね。
今日は朝から雲ひとつない快晴。気持ち良く晴れ渡って、お出掛けにピッタリの日でした。
そんな中、私はせっせと帰省の荷造りをしていました。なかなかGWの実感がわかなくて、やっと荷物を詰め始めてはみたものの、スーツケースに入れたり出したり。
東京はもう夏のような感じなのでしょうか。こちらは寒い春が続いたので、そんな気候がピンと来ません。去年も言ったはずなのに、何を着ていたのか?全然思い出せなかったり(^_^;)
アルコール脳……じゃ、ないですよね(笑)もちろん写真も残ってないです。どちらかと言うと、撮る側なので。
空は思いっきり晴れ渡り、風に乗って子どもたちの笑い声。
テレビのニュースは高速道路の渋滞や、イベント会場で盛り上がる家族連れ、友だち同士。
そんなお約束の光景を目にするほど、寂しさが増す。置いていかれたような孤独の中に、はまり込んでしまう。そんな人はいないでしょうか。
私にはそんな頃がありました。カレンダーの赤い色、お休みの日が憂鬱で仕方なかった、そんな頃。ただ黙々と仕事をしていた方が気楽でした。余計なことを考えなくて済むからでした。
今、孤独で辛い、苦いお酒を飲んでいるあなたへ。
もう何も考えたくなくて、飲んで何もかも忘れてしまいたいと膝を抱えているあなたへ。
素面で、飲まずに、その寂しさと向き合うことは、辛くてとても痛いことです。
でも、忘れないでください。
あなたは、ひとりじゃありません。こうしてブログを読んでくれていることで、私と繋がっています。
ツイッターをしているのなら、断酒ツイッターのみんなと繋がっています。少しだけ勇気を出して、声を聞かせてくださいね(^-^)
さて、やっとここまで書けました。
今日はiPhoneだけで、このブログを書いてみました。今回の帰省は一人旅、最終日にはスーツケース引いて友だちとも会う予定なので、出来るだけ荷物をコンパクトにしたかったのです。
愛しいiPadはお留守番決定。
どうにかテストは合格みたいです(^-^)
明日は都会の空の下で、お会いしましょう(^o^)/
断酒704日 ききみみ頭巾
こんばんは(^_^)青猫です。
無事、連休前の仕事も終わりました!
昨日のプロジェクト(笑)、どうにかなりそうです。
トントンと仕事が進んで、定時で退勤。
連休前にひと汗かきたいな、とジムにも行ってきました。
そのとき、ロッカールームで話している声が耳に入ってきました。
「もう、この前すごい二日酔いで参っちゃった~」
初めて見かける人ですが、同年代くらいの様子です。
聞くとはなしに、耳に入って来る会話。
どうやら、お酒の好きな旦那さんが、奥さんにどんどんお酒をすすめるらしいのです。
とにかく日本酒が大好きで、毎日軽く一升は飲むという旦那さん。
「最初にビールも1本飲むんだけど、あんまりたくさん飲まないようにと思って、焼酎も飲ませるようにしてるの。日本酒って強いでしょう? 次の日にも残るし、良くないから」
「……………」
日本酒を飲ませなければ安心だと、そういうことでは、ないと思うのですが~~(^_^;)
ビールや焼酎なら大丈夫だという、まあ、一般の考え方としてありがちな発想なのでしょうけれど。
エアロバイクを1時間。
今日はいつも使うバイクがいっぱいだったので、ちょっと違うタイプのものに乗ってみました。
サドルがかなり高くて、前傾姿勢になって漕ぐタイプ。慣れなくて不安定な感じの中、本を読みながら漕いでいました。
あまり汗もかけず、ちょっと不完全燃焼です。まあ、こんな日もありますね。無理しない。
シャワーを浴びて、着替えていると、今度は別の人の話している声が耳に入って来ました。
「昨日、ジムに行って来るから適当に食べてねって言って、帰ってみたら、テーブルにズラッとビールの空缶が並んでるのよ」
今度も旦那さんと奥さんのお酒をめぐるやり取りの様子。
奥さんがいない夕飯時、旦那様はいそいそと缶ビールを次々開けて飲み干していたのでしょう。そして適当に野菜を炒め、奥さんの分など考えもせずにお釜のご飯も全部食べてしまい、帰宅したら何も食べるものが残っていなかった、というような、そんなお話。
まあ、飲兵衛が自由の身になれば、思いっきり飲むし食べるし、自分のことしか考えていないのは当然なんですよねー。
ヨッパライには何かを期待しても無理なんですよ(^_^;)
何だかお酒をやめてから、こんなお酒の話ばかりが耳に入ってくるようになった……そんな気が、みなさんはしませんか?
少しの笑いと、たくさんの反省をこめながら。静かに、秘かに、聞かせていただいていまーす(^_^;)
断酒703日 5月の始まり、それはとても長い一日だった
タイトルも長っ!(笑)
こんばんは(^_^)青猫です。
5月1日、今日は朝早くメーデーの集会に出掛けました。
ウチの職場、労働組合の活動が盛んです。
連休前の仕事も一段落したので、ココアさんやラスボスと一緒に参加して来ました。
仕事は午後からにして、演説を聞きデモ行進の後、一緒にランチ。いつもの社員食堂とは違う雰囲気を楽しみました。
と、ここまでは平和だったのですが(^_^;)
仕事に戻ったら、何だかんだと新たなプロジェクトが2つも私に回ってきてしまったのです。
あ、カタカナで書くと何だかカッコいい(笑)
でも実際は地道な仕事なんですよ(^_^;)
今日のスケジュールはラクラクで、早く終わって、買い物してジムに行くという予定を立てていたのに。
残業にはなるわ、明日も飛び入りの仕事が入るわで、ゴールデンウィーク前が超ハードなことになりつつあります。
どうしてこんなことに……。
いつもとは違う一日に、すっかり疲れ切ってしまいました。
仕事の疲れって、運動した疲れとは全く別物ですね。
運動後は体は疲れていても、気持ちがスッキリしてとっても心地よいのに、仕事の疲れはアタマの芯がジリジリして、焦げて燻っている感じ。その煙たい空気を思いっきり吸い込んでしまって、心の底からどんより~~。うう。
新しい仕事を任された時は、テンション高めでやる気もあったのですが。だんだん、だんだん、疲れが降り積もって雪だるま、みたいな。
こんな時、とにかく早く帰って飲みたかったなあ。
でも今日は、とにかくお腹がペコペコで、早く晩ご飯が食べたくて仕方なかったです。
可笑しくなりました。この豹変ぶりに。
時間が押してしまったのでジムはカット。
帰って思いっきりご飯を食べて、お風呂の中で居眠りしてました。
不思議とそれで、気持ちがゆるんできて。
今日の長い長い一日を思い出しながら、書いています。
飲んでうやむやにしてしまうより、こうして今日という一日に向き合えていることに、自己満足(^_^)
しっかり眠って、「やってやるぞ!明日は見ていろ~!」みたいな。
いや、そこまでのことじゃないですけど(笑)
明日が過ぎれば、私のゴールデンウィークの始まりです。
ワクワクの5月は、まだ始まったばかり。
やっぱり、これですね。
断酒なら、きっと上手くいくさ!(^_^)
断酒702日 日曜日の食卓
こんばんは(^_^)青猫です。
ゴールデンウイーク2日目、いかがお過ごしですか。
とは言っても、明日、明後日は仕事だよ!
という方も多いのでは。
私も同じく、そのひとり。
いえいえ、連休なんか関係なく仕事ですよ、仕事!ってバリバリ働く方も、少なくないと思います。
そうですよね、出掛けた先の動物園や遊園地、大型スーパーや飲食店。私たちが楽しむ先には、いつもお仕事してくれている人がいるのですよね。
楽しい毎日を支えてくれる、みなさんに感謝です。
話しはかなり遡りますが、結婚してからずっと、お休みと言えば夫の実家に帰っていました。
夫は末っ子の長男で、実家を守るという大任を幼い頃から言われ続けてきたようです。
実家はもの凄い山の中。
私が行くようになってからも、水道が通るまでしばらくかかった記憶があります。近くに綺麗な沢水が流れていて、それを引いて生活に使っていました。
今でも携帯の電波が届かないような所です。
無口な義父と、料理上手でお喋りな明るい義母。
私たちが行くのをとても楽しみにしてくれていて、まあほとんど、家のお手伝いや一緒に買い物に行ったりしていました。
晩ご飯が夕方5時前とか、驚くほど早かったのですが、山ほどの義母の手料理と、あまり飲まない二人が用意してくれたビールの食卓。
義父は若いころはかなり大酒飲みだったとか、義母はご近所の奥様方を呼んで昼間っから楽しく飲んでいたとか、そんな逸話を聞かされました。
でも、一緒に囲むその食卓では、まったくそんな気配を感じることもなく。
一緒にテレビを見て、お喋りして、食べて、二人ともグラス1杯のビールをやっとの思いで飲んでます、という感じ。
何だか夫も私も、そんな二人を前に飲むわけにもいかず、いつもよりかなり可愛らしい飲み方で。
食べ終わればサッと食器を洗って、まあるいちゃぶ台も片付けて、ゆっくりソファーでテレビを見るという夜でした。
私の実家では、父が寝るまで飲んでいて、それまで片付くことのない食卓が普通だったので、何と言うか、カルチャーショックでしたね。
そしてとても感激したのです。
私も飲むのは好きでしたが、毎日いつまでもダラダラ飲んでいる父の姿が哀しいものに見えていました。その片隅で小さく見えた母の背中も。
家族みんながおなか一杯食べられて、寒くも暑くもない、こんな春の日の晩ごはんの食卓。たったそれだけのことですが、何だか、いいなって思います。
夜は飲むことだけじゃないんですよね。
あ、私たちには当然のことでしたね(^_^)
明日から、風薫る5月。
お酒に惑わされない、さわやかな月でありますように。
断酒701日 好きだったよ黒ラベル
こんばんは(^_^)青猫です。
無事断酒700日目をクリアしたわけですが、実は昨日の我が家の冷蔵庫には、見慣れない缶ビールが入っておりました。
犯人は夫です。
ちょうど、私が炭酸水を冷やしている隣りにあって、どうしても目に入ってしまいます。
いつもなら、気にも留めないのですが、昨日は思わず二度見(笑)
そう、私が大好きだった黒ラベル「みたい」だったのです。
なぜ「みたい」かと言うと、何だか雰囲気が違って見えたから。
えっ!ってつい、手に取って確認しちゃいましたよ!
良い子は絶対マネしちゃいけません。とっても危険です(^_^;)
確かに、そいつは黒ラベルでした。
B'zの「loveme,Iloveyou」のPVで、スーツ姿の稲葉さんが、さり気なくお店で黒ラベル(しかもロング缶)を渡されるシーンが大好きだったんです。
稲葉さんがお酒を飲まないことは有名ですが、この演出がとてもカッコ良く見えました。演出した人はお酒好きな人なんでしょうね。
ミーハーな私ですが、結構この古くからある銘柄が好きという人、多いですよね。
あの、白い缶に黒い大きな星のマークも気にいっていたのに、この新しい缶は、まるで黒いマスクをしたような出で立ちでした。
「黒ラベル、変わっちゃったの?」
さり気なく探りを入れる青猫。
「うん、そうみたい。でも、前の方が好きだったなぁ」
既に飲み干し、ちょっと不満げに答える夫。
夫も黒ラベルファンだったなんて、今まで知りませんでしたよ。
何かちょっとシャクな感じが(笑)
まあ、デザインが変わろうが、味が変わろうが、もう関係ないことですけどね。ちょっと寂しい気もしたり、もうこれで飲むことも絶対ないな、と少し安心したり。
心の中で、黒ラベルにサヨナラを。
「好きだったよ、黒ラベル。
もうきっと会うこともないけれど。思い出をありがとう」
なんてね、少ししんみりと、やっぱりもうすぐ酒を断って2年にもなろうかというのだから、ここらへん、キッパリとね、と自己陶酔しておりました。
が、どうもちょっと違うらしいです。
さっきネットで調べてみたら、期間限定品だった様子。
なーんだ、夫の情報もいい加減なものですね。飲めれば何でもいいのかな(笑)
過去の恋人の噂に心さわぐ……そんな夜。
傍らには、今の恋人。
黄色いシークワーサー炭酸が、笑って私をのぞき込んでおりました。
大丈夫、絶対浮気はいたしません(^_-)
明日も断酒で、よろしくお願いします。